Mt.富士ヒルクライム・当日(+持ち物リスト)

起床〜スタート

目覚ましで起きたヨメに起こされる。何か夢を見ていたところだったので、久しぶりに寝ぼけた。

ささっと着替えて、朝食へ。レース当日の朝食としては些か不適切なものもあったけど、気にしないで全部平らげる。ご飯のお代わりしなかったけど、しといた方がよかったのかな。

部屋に戻って荷造りと着替え。結局、部屋を出たのは4:50ごろ。宿の駐車場はほとんどカラだった。アサインされた富士急ハイランド駐車場へ。入り口が大渋滞していたけど、反対車線からはガラガラだった。来年のためにメモ(しといて見忘れる)。クルマを停めてバッグをもって、バス乗り場へ。ヨメがトイレに行ったら、女子トイレはガラガラ、男子トイレは長蛇の列だったそうな。

バスが到着したのは6時ちょい前。とりあえず預けておいた自転車を受け取る。ここでサングラスをクルマに忘れたきたことに気付くが手遅れ。ボトルなどをセットし、再度荷造りをして、徒歩で会場へ。荷物預り所がどこかわからず尋ねると、もうクローズされるから急いで行って、と言われる。それが会場の反対側で、ビンディングシューズをカチカチ言わせて急ぐ。何とか間に合って、一度はぐれたヨメとも合流でき、しばらくヨメとボーゼンとする。スタート15分前ぐらいに、それぞれのスタート待機場所に分かれる。待機場所でストレッチなどして過ごすが、まわりが全部早そうに見える。こんなのは受験以来だなぁ。7時になってアスリートクラスが出発。ヨメのスタート時間にスタートゲートの近くに行き、ヨメの出発を見送ることができたけど、道路の反対側だったので気付かなかった模様。写真も失敗。自分のスタートを前に、また待機場所に戻る。さすがに緊張してか、何もしていないのに心拍は120近くまで上がっている(笑)。富士山は雲に姿を隠したり、どどーんという圧倒的存在感を表したり。やがてスタート時間。しかし、私は大人しく末尾の方にいたので、なかなか列が動きださない。しばらく自転車を押して歩く。やがて、なんとか流れ出したので自転車にまたがってしばらく歩き、ようやくクリートをはめてスタート。しかししばらくはパレードランなので、まわりに合わせてゆっくりじわじわ進む。




じわじわ登る

料金所近くのスタートラインまでは結構な登り坂。この辺ですでに心拍は140近くなっていて、前途が危ぶまれる。ともかく完走完走と唱えながら、目標通り心拍140を維持し、時々145ぐらいまで上げて、じわじわ登る。1合目まで結構キツい。応援の人が、見ず知らずの私に「がんばってー」などと声をかけてくれると、これがすごく効いて、速度が2-3Km上がる(笑)。道端にはほぼ等間隔にストレッチしている人やパンク修理中の人々をみかける。ストレッチの人もパンクの人も、上までほぼ等間隔。パンクは確率の問題だけど、ケイレンも上にいくほど増えるというわけではなかった。クルマで走った時は、もうちょっと休めそうな感じだったんだけど、ぜんぜん休む余裕はない。とにかく登るのみ。どうやら2合目の看板を見落としたらしく、いつまで経っても2合目にたどり着かないのでちょっと焦燥感を覚える。しかし、そのうち3合目が見えてきた。しかし平均速度は10-11km台で、このままでは2時間を切れない。予定通り 3合目をすぎてから脈拍150を目標にするけど、疲労がたまってきて、140ぐらいまでしか上がらない。それ以上踏むとケイレンしそうなので、回復を待つ。4合目あたりである程度回復してきたので、心拍目標を150にして少しがんばる。すると、同じインナーローでも、時速7Km程度でごろごろ踏むよりもがんばってケイデンスを80ぐらいまで上げた方がラクだということが判明。この辺で平均11Km/h台に乗る。ゴール前にしばらく平坦なところがあり、ここで速い人の後ろについてしばらく約30km/hで引いてもらう。割り込んでくるバイクがいて何も言わずに番手(競輪かよ)を譲ったらどんどん千切れやがったので、追い抜いてついでに速い人も抜く。気圧が低くて空気抵抗が少ないのだろうか、かなり踏める。足を余らせてしまったなぁとちょっと後悔。しかし、最後のトンネルと最後の急坂、ここは歩いている人多数。気分を引き締めて、完走完走と唱えながら坂を登る。ゴールが見えてきて、背中のファスナーポケットから、たれぱんだを取り出す。そして、たれを左手にかざして、ゴール。応援の人たち、ワタシを応援してくれているわけではないにしても、本当に嬉しい。




下山も地獄〜帰宅

ゴールを越えて、しばらくは感動で震えてしまって、ただ立ち尽すだけだった。たれ写真を撮りながら、そういえば途中で1枚しか写真とれなかったなぁなどと思う。ヨメにメールを送って、今どこにいるか尋ねたけど返事なし。途中で追い越さなかったのでゴールしているとは思うけど、もしまだ走っていると悪いので電話しなかった。ともかく寒いので荷物置き場に行く(坂を100mほど下ったところにある一般車駐車場)。そうしたら坂の途中で発見、そこで待っているように伝えて、荷物を受け取り、下山用ウエアに着替えて、靴もビンディングから普段靴に履き替えて、ヨメのところに。ヨメは1:54 台。すげえ。私は登録し忘れたので、今現在まだわかりません。ポラールを止め忘れてしまったので、結果が発表されるまでわからんのよ。合流して、五合園前の広場でたれ写真などを撮影した後、下山集合場所へ。下りが恐いヨメに付き添って、じわじわ下山。後ろの人たちに「先にいって」と合図しながらだったので変な筋肉が痛いす。それにしても、寒い寒い。何年かぶりに、寒くてアゴが強ばるという状態を経験しました。下に降りれば暖かくなる、と言い聞かせながら降りたけど、何とか暖かくなったのは1合目を過ぎてから。その頃にはヨメも慣れてきてスピードは上がるが、ヨメが段差を踏んで落車しそうになる。何とか踏みとどまったけど、私の心拍はその時、今日の最大値を記録しました。あー恐かった。ゆっくり降りたので、途中のボランティアの人たちに「ありがとうございましたー」などとお礼をしながら降りることができた。

メイン会場に到着して、とりあえず、ヨメに吉田ウドンを取りに行ってもらい、その間、バイクの点検など。吉田ウドンはキャベツとテンカスという不思議な構成で、うちの地元のウドンみたいにドズンと太くて固いけど腰がないというフシギなウドン。でも噛むと甘味が出てきておいしい。何より冷えきった身体にはうれしい。

遠くて見えないけど、表彰式に拍手などしてしばらくストレッチをしながらボーゼンとする。駐車場まで長い一般道を下って、砂利の駐車場へ。これ雨だったら大変だっただろうなぁ。ともかく、往路と同様、バイクの前輪だけを外して逆さにし、トランクのストラップに止める。これがあって本当に助かった。それから着替え。ランナー用品としてヨメが買ってきた着替えようポンチョでレーパンを普通のパンツとジーパンに履き替える。これは良いです。それから荷造りをしなおして、とりあえず昼食を取りにジョナサンへ。例によって私はタンドリーチキンアンドメキシカンピラフを食べ、ついでにカジキの香草焼きも頼む。さらにコーヒー2杯おかわりしてこの後の中央高速ドライブに備える。まだ時間が早いこともあって、高速道路は渋滞もなく無事帰宅。ヨメにリュックなどを運んでもらっている間に、自転車を組み立てて、散らばった荷物を袋に積めて、レンタカーの座席を元に戻し、駐車場にクルマをいれる。メルセデスBよりも楽だった。自転車2台を運び上げて、一段落。

メールチェックなどを済ませてから風呂。風呂上がり、一休みしてから、焼肉「一」へ。お酒は控え目にして、大量の刺身と肉を食べ、帰宅。

楽しい一日でした。ゴールの感激は、味わった人にしかわからないと思う。来年も絶対参加するぞ。




来年のための持ち物リスト:

◎一般荷物:

  • ETCカード
  • PowerBookと出張セット(結局使わなかった)
  • いつもの赤ショルダーバッグ(財布や書類などを入れておくと手続きなどに便利)
  • エントリ書類、宿泊チケット
  • バックバッグ
  • 空気入れ(圧力ゲージ付きフロアタイプ)
  • 簡易バイクスタンド
  • アーレンキー(使わないで済んだことに感謝)
  • ツールボトル(普段使っているものをそのまま…入っていたチューブと空気入れをアタック用に持参し空きボトルはメガネを入れて下山用荷物に)
  • 下着着替え(2日分。1日目に汗をかかなかったので1日分で足りたけど)
  • サプリとロキソニン(来年はロキソニン不要になりますように)
  • 予備のジャージとパンツ
  • プロテイン(ゼリータイプ)
  • VAAMアミノバイタルPRO
  • つまらない本(前夜、興奮して眠れなかったので)
  • 古新聞(今回は要らなかったけど雨で濡れたバイクをレンタカーに積んだりするのに必要だったと思う)
  • 着替え用ポンチョ

◎アタック用として

  • VAAMアミノバイタルPRO(スタート前に飲んでおく)
  • 半袖ジャージ
  • 長袖Tシャツ
  • 七分丈レーパン
  • 冬用薄手グローブ
  • 自転車用靴下
  • サイクルコンピュータ本体と心拍計センサー(忘れないように)
  • ポケットティッシュ
  • サングラス(忘れたのはかなり辛かった)
  • 携帯電話
  • 携帯空気入れ
  • パンク修理パッチ
  • 予備チューブ1本
  • 水ペットボトル
  • ドリンクボトル(配布CCDを入れたけどVAAMの方が良いかも)
  • 補給食(デキストリンジェルを専用ボトルに詰め替えた)
  • シューズ
  • ひざ簡単(邪魔にはならなかったので保険として…まぁ来年の鍛練度次第ですが)
  • レッグカバー(気温が高かったので外してハンドルに巻いてたけど寒ければ居ると思います)

◎下山用として

  • CW-Xバッグ(雨用カバーのついたバッグの方が良いと思う)
  • レインウエア上下(下を履かないで降りたけど後悔しまくり)
  • ヘッドライト/テールライト(中島みゆきではない。今回持っていかなかったけど必須)
  • レンタカーのカギ
  • ブチルゴムのグローブ(これでも寒かった)
  • 大きなビニール袋(バッグを預ける時に全体を包む)
  • 普段用の靴(山頂を歩き回ったりする。下山時も安心)
  • リカバリプロテインドリンク
  • アミノバイタルPRO

◎以下は今回使わなかったけど必須な下山用

  • ホッカイロ
  • メガネ/予備コンタクト(下りを裸眼でおりていくのは危険)
  • シューズカバー(雨なら必須)
  • キネシオテープ(切って小さく巻いたもの)
  • 目薬(使い切りタイプを持参した方が良い)
  • キーチェイン(一応バイクを離れる時のために)
  • サブ財布
  • オイル/ウエス(雨用オイル…いつもドライなので)
  • 足首バンド(下山用ゴアテックスには必須)
  • タオル2枚(雨だと必要)